10月19~21日、名古屋市のポートメッセなごやにて、令和4年度日本水道協会全国会議(水道研究発表会)が開催されました。
名古屋水道展と同時開催で、9つの会場で3日間、392もの研究が発表され、全国から多くの方が訪れました。
今回は、「既設地下式消火栓用補強金具の開発」について発表しました。
発表内容はこちらをご覧ください。
1969年改正のJWWA B 103水道用地下式消火栓は、設置後30年以上経過するものが多く存在しています。当時使用されていた弁箱とパッキン箱を接合する六角ボルト・ナットは鉄製のため、腐食により漏水や破損の危険性を持っています。
新しい消火栓への更新が最善ですが、予算の都合などにより更新が思うように進まないといった課題を抱えている箇所があります。
その課題を解決するため、老朽化した消火栓に容易に取り付けられ、経年劣化による漏水や破損を防ぐ既設地下式消火栓用の補強金具「カロック」を開発しました。
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桶川北本水道企業団様のご協力で、実際にカロックを設置し、約4年経過しても異種金属腐食を防止しつつ、漏水・破損を防いでいるのを確認したことについて発表し、多くの方にご清聴いただきました。